1月11日

学部生・修士生のゼミに参加。

 

学部生は2週間後に卒制の提出ということで発表せず、修士生のみの発表だった。

 

都市グリッドに生態系を滑り込ませていく提案、写真→テクスト→建築と、情報を複数のメディウムに通し変換するプロセスによって新しい建築を生成しようとする提案、など、それぞれの興味や関心に対して素直に考えていて良いと思う。

 

先週読んだ蓮實重彦さんの本で、映画の批評家には"撮れる批評家"と"撮れない(批評だけをする)批評家"がいるといい、フランスのヌーベルバーグの批評家たちを実際に"撮った批評家"だとして紹介していた。建築家も同じで、作ることと批評することの両方ができなければならない。

 

僕も一先輩として後輩たちに批評したりアドバイスしたりするが、的確なことが言えない。もっと言葉と知識と経験を蓄えて批評力を鍛えなければならない。